山口銀行

ウィンドウを閉じる

 
山口むかし話 その5
むかし話トップへ 前へ ページ1 ページ2 ページ3 ページ4 次へ

テントクドンテンさまは、目が覚めても夢だと思えず、また、親を思う子のこころをあわれと思い、さっそく雷のおつちをよんで、夢の話をかたって聞かせました。

すると、おつちは、
「実はわたくしも息子の夢を見ました。息子が申しますには、
お父さんも水くみがえらかろう。わたくしから和尚さまにお願いしてあげるから、天にかえしてもらうとよい。
それには水のくみ手がいろうから、お父さんが天にもどってくるとき、お寺の裏庭の岩に爪をかけてのぼりなさい。
その爪あとから年中清水がわきだすように、仏様にとりはからってもらいましょう。
というのでございます」と申しました。

前へ ページ1 ページ2 ページ3 ページ4 次へ

ページのトップに戻る

Copyright(C) 2004- THE YAMAGUCHI BANK, Ltd. All Rights Reserved.