猿たちがいなくなると、おじいさんは、おそなえ物を集めてお堂をでました。 それから町へ出かけ、おばあさんにきれいな着物を買って帰りました。
そのあくる日、おじいさんとおばあさんが、猿たちにもらったごちそうを食べているところへ、となりのばあさんがやってきて、 「二人ともきれいな着物を着て、どねえしたのかいな」 と、うらやましそうにたずねました。 そこで、正直なおじいさんは猿たちのことを、となりのばあさんに話しました。
それを聞いたとなりのばあさんは、大いそぎで家に帰ると、さっそくとなりのじいさんを山へ出かけさせました。
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