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Vol.47 温泉巡り ぶらり山陰 なごみの立ち寄り湯
美人湯自慢のひなびた湯治場
山陰の湯巡りの最後には、ひなびた湯治場の趣を残す大河内(おおかわち)温泉を訪れました。
「大河内温泉は、江戸時代中期から湯治で親しまれてきました。フッ素を含むラドン泉は弱アルカリ性で、肌がつるつるになる自慢の美人湯です」そう語ってくれたのは平田健司さん。昭和7年に公衆浴場と旅館を始めた平田旅館の三代目です。
湯の第一印象は“とろん”。浸かっているうちに肌になじみ、つるつる感が実感できる湯は、昔から肌にいいと評判ですが、浴用飲用があり、効能の幅はもっと広いと言います。アトピー性皮膚炎や不眠症、神経痛など、さまざまな症状の人が心身を休めに訪れ、平田さんはお客の目的に合わせて自分の経験からアドバイスをしているそうです。
「良い温泉があることをより多くの人に知ってほしい」と切に願う平田さん。来てくれないならこちらから届けようと考えて、自慢の湯を練り込んだ「美人湯石けん」を通信販売しています。きめ細やかな泡でしっとりと潤う洗い上がりが評判を呼び始めました。
「1泊して夜、朝の2回入浴すると違います。空いた時間でプチ湯治にお越し下さい」
プライベートでは音楽や絵画鑑賞など多趣味なご主人。自宅には仲間と共同で作り込んだオーディオルームがあり、音楽が好きという宿泊客を招くそうです。おしゃべり好きなご主人との音楽談義が、温泉の癒し効果をいっそう高めてくれるかもしれません。
■平田旅館
下関市豊浦町大字宇賀5354
TEL:083-776-0055
営業/7~21時、不定休、入浴料/360円 1泊2食8,550円~
下関・長門の名湯を知ろう~湯めぐりパスポート発行中
下関市・長門市にある温泉54施設を対象にしたスタンプラリーが実施されています(2008年3月31日まで)。その名も「下関・長門名湯五十三次」。ご利用回数に合わせて完湯賞などのお楽しみも。湯めぐりパスポートは参加温泉施設で配布しています。
◎問い合わせ
下関事務局/しものせき観光キャンペーン実行委員会
(下関市観光振興課) TEL : 083-231-1350
長門事務局/長門市商工観光課 TEL : 0837-23-1137