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山口むかし話 その3
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「金じゃ、金の砂じゃ」と、みんなは大変喜びました。
わらじの砂は金の砂と分けられて、庄屋さんの屋敷へどんどん運び込まれました。
こうして寝太郎は大金持ちになりました。

そのころ、金山で名高かった佐渡ヶ島では、一にぎりの砂も持ち出すことは固く禁じられていたのです。
寝太郎は、この佐渡島の金をどうやって持ち出そうかと、三年と三月も寝て考えたすえに、この黄金を手に入れたのでした。

寝太郎はこのお金で、千町田と呼ばれる水田をつくりあげ、村の百姓衆に分けてやりました。
今では村の人達に寝太郎さまといわれ、神さまにまつられるようになった、ということです。

(厚狭郡)

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