むかし、むかし、ある日のこと、鶴の親子が八代(やしろ)の里を空高く飛んでおりました。 八代の里は柿の木がおおいところ。たわわに実ったおいしそうな柿の実をみて、子鶴は、たべたいとほしがりました。
けれども鶴は木の枝にとまることができません。どうやって、もいだらいいだろうと、親鶴は柿の木をぐるりぐるりと飛んでおりました。
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