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Vol.41 山口の地から目指せJリーグ!ほか
山口のサッカー少年が憧れるチームに
プロを目指すサッカーのクラブチーム『レノファ山口FC』が2月に山口市で結成されました。現在、中国リーグ戦の真っ最中です。
「山口県でトップリーグのチームを育てるのは、サッカーにかかわる者がずっと目指していたこと。やっと一歩を踏み出せた今、身震いするくらいうれしいんです」
そう語るのは、宮成隆監督。教員時代に地元でプレーした後、山口県サッカー協会理事長や技術委員長を歴任し、県サッカー協会と一丸となって選手育成に取り組んできました。その中には大分トリニータの高松大樹選手、浦和レッズの田中達也選手などJリーグ選手もいます。
「有望選手を県外へ出すことが悔しくもあった。地元に、子どもが憧れるチームが必要です。選手が仕事と両立しながら上を目指す厳しさは承知の上で、山口ならではのチーム作りをします」
熱き思いは選手も同じ。藤本将吾選手は「地元で、上のレベルを目指すサッカーに挑むチャンス」。セレクション合格組の柏原渉選手が地元・広島で決まっていた就職を断ってまで入団したのも、「サッカーをやりたい」一心から。またとない機会にみな緊張しながらも心躍らせています。
しかし、道のりは長く果てしない。中国リーグを勝ち上がるとJFL、J2、その先にやっと見えるJ1。「でも夢だとは思っていません。5年、10年かけて目指します」。監督は真っ直ぐな目でそう語ります。