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Vol.44 知っちょる?山口のことば
伝統的方言が残る徳地
まずは広島の安芸弁の影響を受けているという岩国方面へ。ホテルで話した仲居さんは、県内の多くの地域では『~したホ』『~するソ』という語尾を使うと聞いて驚いていました。「『ぶち』は使うけど、私も友達も同じくらい関西弁の『めっちゃ』も使います」。やはりテレビの影響は強し! 10数年後には『めっちゃ』も定着するかもしれません。
山口市では佐波川の上流に、徳地を訪ねました。地理的に山口県の中心地にあり、周防の国府の地・防府に近いうえ、外部からの転入者が少なかったために伝統的な方言が色濃く残る土地なのだそう。ここではイノシシ猟に向かう3人組と行き会い、しばし立ち話。「鳥猟が一番おもしれーです。よせー(よそへ)遊びに行くよりゃー、1人ボロー着てやまぇー行く方がえーですいね」。何だか懐かしい響きでした。
「そねーたくさん撮らんでもええ。わしゃ、とらわれんけえ」 (とらわれん=気にしない) 岩国市 「笠井金物店」という骨董屋さんのご主人 |
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「春は錦帯橋の桜もきれーじゃけー、きんさいや」 (きんさい=おいでよ)安芸方言の影響を受けた方言 岩国市 錦帯橋温泉 岩国国際観光ホテルの仲居・ゆう子さん |
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「方言使う?」 (じゃけえ=だから) 岩国市由宇町 由宇中学校テニス部3人娘 |
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「私もよせて」 (よせる=仲間に入れる) 岩国市由宇町 小2のまいちゃん |