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Vol.51 ふるさとをぐるりと探検 アートな街、散策。
暮らしの中に溶けこむアート。
街中や公園に設置された彫刻が景観の一部として街全体を豊かにしてくれます。
『Transfiguration "LINK"Ⅶ』竹内三雄作(1991年)
さらには、ここに集まった作品の数々をたくさんの人に観てもらうことと同時に、宇部市の街の景観をよりよいものにという目的から、市内には約200点もの彫刻が設置されています。これだけの点数が街中にあるところは他にはありません。そのせいか宇部の街は、まるで毎日の暮らしの中でアートが息づいているようです。それは生活の一部といった感じさえします。
「大きな彫刻作品の管理や手入れは、とても大変なのですが、最近は『宇部彫刻ファンクラブ』という市民活動のボランティアの方々が自主的に彫刻の清掃活動を行われています。市民と街が一体となってアートを大切にしようという姿勢はとても嬉しいことです」。
彫刻作品に対する市民の志気の高まりが、街を活性化させているのでしょうね。
『産業祈念像』山内壮夫作(1956年)