山口銀行旧本店のご案内

展示のご案内

山口銀行旧本店の概要

山口銀行旧本店は、建築家長野宇平治の設計監督により1920年に三井銀行下関支店として建設されました。1933年に山口銀行の前身である百十銀行の本店となり、山口銀行の創立(1944年)から新本店新築(1965年)まで本店として使用されました。下関市竹崎町に本店を新築移転後は観音崎支店となり、1969年からは山口銀行別館として銀行内の会合などに使用されました。

2004年3月から1年かけて建物の内・外部を山口銀行創立当時の姿に戻す復原及び耐震補強工事を行いました。復原した建物は大正時代の建築様式の特徴を色濃く残しており、また、当時の銀行の様子を伝える貴重な文化財として、2005年10月に棟札とともに山口県指定有形文化財に指定されています。

旧本店外観


旧本店ライトアップ

<ライトアップ時間>
日没~22:00

設計監督 長野宇平治の経歴

設計監督 長野宇平治

1867年越後高田(現在の新潟県上越市)生まれ。
1893年帝国大学工科大学造家学科(現 東京大学工学部建築学科)を卒業後、
1897年東京駅を設計した辰野金吾の推挙により日本銀行技師となる。
1913年長野建築事務所を開設、1917年には日本建築士会初代会長に就任。
1937年死去(享年71歳)。

代表作品:
旧奈良県庁舎、旧三井銀行神戸支店、旧三井銀行下関支店(本建物)、
日本銀行岡山支店、大倉精神文化研究所など

建物主要部分について

外観

旧本店外観正面

外壁主要部は徳山産花崗岩で覆われ、正面玄関脇にはギリシャ建築様式である渦巻状のイオニア式とアカンサスの葉飾りのコリント式を組み合わせたコンポジット式の柱頭をもつピラスター(柱形)が際立ち、本格的な古典主義様式のデザインを採り入れた意匠となっています。

内部

旧本店営業室

営業カウンター、亀甲タイル張りのロビー、風除室が復原され、内部の壁や格天井は漆喰塗。
2階部分の四周には廻廊があり、2階の各室は山口銀行創立当時、頭取室、頭取応接室、人事部として使われていました。
また、建築当時のケヤキ造りの大階段(南階段)は手摺り(ワニス塗)に特徴を持ち、当時の絨毯とともに残っています。

棟札(山口県指定有形文化財)

2005年10月に山口銀行旧本店とともに指定された棟札には、上棟式の日付や設計監督者(長野宇平治)、工事請負業者などの名前が記されています。

棟札(表・裏)
お問合せ

やまぎん史料館

〒750-0012 
山口県下関市観音崎町10-6

TEL:083-232-0800 開館時間:10:00~17:00

FAX:083-232-0700 休館日 :月曜日、火曜日、祝日(土曜日、日曜日が祝日の場合は開館)、年末・年始(12月29日~1月3日)